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柿本人麻呂の表現をめぐって・・・坂本信幸
「秋風ゆ妹が音聞こゆ」――巻十・二〇一六歌の異訓をめぐって――・・・月岡道晴
萬葉集における撥音韻尾字音仮名について――連合と略音――・・・尾山慎
書評・廣岡義隆著『上代言語動態論』・・・橋本雅之
紹介・『セミナー万葉の歌人と作品』の刊行を終えて・・・神野志隆光
誤字説異見余燼・・・木下正俊
梨の黄葉を矚て作る歌――家持宴歌の一手法――・・・朝比奈英夫
上代における形容詞語素とニ――なぜク活用形容詞語素は単独でニを伴わないか――・・・林浩恵
書評・吉野政治著『古代の基礎的認識語と敬語の研究』・・・乾善彦
萬葉集の字余りと脱落想定表記――定型に対する共通了解の観点から――・・・佐野宏
「留女之女郎」小考・・・鉄野昌弘
上代官人像の形成――『日本霊異記』上巻第二五縁について――・・・奥村和美
巻十九巻末三首をめぐって・・・鉄野昌弘
万葉集における訓字表記「未」字をめぐって・・・王秀梅
「忘戸去者」訓義考・・・木下正俊
書評・井手至著『遊文録説話民俗篇』を読む・・・渡瀬昌忠
紹介・『渡瀬昌忠著作集』八巻・補巻・・・上野誠
山村に幸行しし時のうた・・・藤原茂樹
ム型・ブ型・ミス型動詞とミ語法の形態論的必然性による推移・・・竹内史郎
黄葉片々 人名「あしへ」をめぐって・・・犬飼隆/鈴木喬
書評・芳賀紀雄著『萬葉集における中國文學の受容』・・・川合康三
倭太后歌小考・・・生田周史
『萬葉集』歌における枕詞・序詞と譬喩――その関係論の試み――・・・白井伊津子
『類聚古集』の変容――『袖中抄』を中心に――・・・景井詳雅
ウマシクニソとウマシキクニソ――ウマシ[シク活用]の問題から――・・・蜂矢真郷
平仮名資料としてみた類聚古集――ミセケチ訂正を通して――・・・遠藤邦基
「ずは」の語法――仮定条件句――・・・小柳智一
「参」字考――「マヰ」ということば――・・・土居美幸
山上憶良の仏教受容――維摩と釈迦の並挙表現をめぐって――・・・富原カンナ
追慕――「平らかにいま三年ほど十年ほど」――・・・青木生子
「あしひきの山橘の色に出でよ」(4・六六九)付、「春風の音にし出なば」・・・阿蘇瑞枝
古今相聞往来歌訓詰二題――二五五五・三〇二七など――・・・井手至
大名持神社と人麻呂歌集――人麻呂の工房を探る(其の三)――・・・稲岡耕二
万葉集巻十六の構造と形成・・・橋本達雄
日本古代の島と水鳥――巣山古墳と記紀の雁産卵――・・・渡瀬昌忠
贈答歌の社会性・・・浅見徹
伊藤博博士略歴・著書目録
万葉集をめぐる仏教的環境――正倉院文書と万葉集――・・・栄原永遠男
人麻呂の死をめぐる諸問題・・・清水克彦
「標結へ我が夫」再説・・・浅見徹
書評・乾善彦著『漢字による日本語書記の史的研究』・・・釘貫亨
『万葉集』における[非単独母音性の字余り句]について・・・山口佳紀
隠蔵杉――歌の改変と主題――・・・垣見修司
紹介・小島憲之『國風暗黒時代の文學 補篇』・・・内田賢徳
読萬葉歌林・・・身崎壽